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2017年 02月 09日
雑誌の記事に出ていた、詩人 最果タヒさんのことばと、 それについて、書かれたライターさんのことば。 「わかってもらえないことや、わかってあげられないことが ちゃんと心地よいままでいたい。 わかんない部分があるからあなたと私は他人なんです。」 最果タヒ 「『いいね!』に代表されるように、今の時代は どれくらい共感したかが数値化され、 その数が多いほど『良いもの』とされる。 対人関係も『わかり合おうよ』と急かされる。 詩人・最果タヒの言葉は、 私はここにいる、あなたはそこにいる、 という距離を、静かに守る。 だから、あなたがわからない、と言える。 そのほうが人を信頼していると思う。」 暮らしの手帖より 関係にはそれぞれの距離が必ずあると思います。 すべてわかり合ったから、それが良い関係とは限らない。 知ってよかったことと、知らなくてもよかったこともある。 相手のあり方を尊重するという距離。 それって、ある側面だけを見て、過剰に評価したり 逆に過剰に批判したりして、すごくわかった気になっている というようなものではなくて、 本当の意味や想い、経緯なんかを理解できなくても、 それが相手にあるだろうことを想像する、ということ。 それはどんな相手にも当てはまるはず。 わかることも、わかってあげられないことも全部含めて その人と自分との心地いい距離がどのくらいなのかを 確認していく作業って大切なことなんじゃないかな と思うのです。 ちょいと真面目な話を長々と、失礼しました。 chapot cafe (www.chapot-cafe.com)
by chapot
| 2017-02-09 18:58
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