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2007年 10月 10日
美味しいコーヒーを飲むための条件とは・・・。
豆、水、淹れ方、カップ、ミルク、砂糖などなど。 考えれば、色々と出てきます。 しかし、美味しいコーヒーに一番重要な条件といえば、 それは、何と言ってもコーヒーそれ自体に他なりません。 どんなに良い水を使っても、淹れ方が素晴らしくても、 ましてや、高級なコーヒーカップに注いだとしても、 コーヒー豆それ自体が良くなければ、美味しいコーヒーは望めません。 さて、コーヒーの豆っていったい、何なんでしょう。 当たり前の話しなんですが、コーヒー豆は『農産物』なんです。 なんたって、『豆』ですから。 農産物であるということは、時間の経過と共に鮮度が落ちるんです。 通常見られるコーヒー豆は、濃い茶色のいわゆるコーヒー色。 でも実は、これ焙煎をした後の色なんです。 焙煎とは、豆を炒ることです。 炒る前の豆を生豆と呼び、その色はみどりがかった白色。 そのため生豆のことを、グリーンビーンズと言います。 この生豆の時は、鮮度も落ちにくく、結構長持ち。 しかし、焙煎したとたん豆の鮮度はぐんぐんと落ちて行きます。 ある有名な焙煎業者は、鮮度の落ちた豆を『腐った豆』とまで言っています。 まあ、農産物ですから鮮度が落ちれば、いつかは腐るわけです。 では、どんな状態になると、腐った状態と言えるのか? コーヒー豆は、鮮度が落ちると酸っぱくなってきます。 こういう状態になった豆で淹れたコーヒーを飲むと・・・。 腐ったものを飲むわけですから、何となく分かりますよね。 と言っても、食中毒を起こしたりはしません。 ただ、確実に胸焼け状態とか、胃もたれ状態にはなると思います。 逆に言えば、それで済むだけに厄介なんですね。 それともうひとつ厄介なことがあるんです。 それは、コーヒー豆自体にも、酸味があるということ。 そのコーヒー自体の酸味と、鮮度が落ちた酸味が混同されてしまうんです。 chapot cafe (www.chapot-cafe.com)
by chapot
| 2007-10-10 23:05
| コーヒー考
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