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カフェ日記

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紅茶のホント、うそ Ⅲ 注湯の位置 (紅茶考)

紅茶を淹れる際、お湯をポットに入れる方法がよく話題になります。
よく言われるのが、できるだけ高い位置からお湯を注ぐと良いというものです。
これは、お湯の中にたくさん空気を取り込むためなどと紹介されます。
お湯の入ったポット(やかん)を高く持ち上げ、ボトボトとお湯を注ぐわけです。
確かに何だかお湯の中が、空気でいっぱいになったような気がします。

しかしこの動作、本当に意味があるのでしょうか。
『ゴールデンルール』には、汲みたて沸かしたての湯を使うとあります。
これはまさしく、お湯の中に空気が入っていることを要求しているのです。
つまりは、汲みたて沸かしたてのお湯であれば、中の空気は十分なのでは・・・。
わざわざ、あらためて空気を追加する必要もないと思われます。

なぜこんなことを考えるかと言うと、理由がふたつあります。
まずは、お湯の温度の問題。
紅茶を淹れる場合、『やかんを持って来るのではなく、やかんのある所に行け!』
とまで言われています。
これは、せっかく沸騰したお湯が、やかんの移動の際に冷めてしまうからです。

そこまでお湯の温度を気にする紅茶なんです。
高い位置からお湯を落とした場合、それだけでお湯の温度が下がってしまいます。
場合によっては、7~8℃も冷めてしまうのです。
わざわざ、沸かしたお湯を冷ましてしまうことはないはずです。

それにもう1点は、危険だということ。
沸騰したやかんからお湯を注ぐとどうなるでしょう。
注ぎ口からお湯が勢い良く噴き出します。
その状態で高い位置まで持っていったら、お湯が飛び散ってしまいます。
テーブルをお湯で濡らすだけで済めば良いのですが、
飛び散ったお湯が、人にかかったりすれば火傷は免れないのです。

危険であるうえ、お湯の温度が冷めてしまうこの方法。
あえて行う必要は無いものと思われます。
ポットへの注湯は、ポットの注ぎ口から勢い良く注げば十分。

紅茶は『ゴールデンルール』が基本。
それ以上のことをする必要はないと思います。

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by chapot | 2008-02-22 16:51 | 紅茶考 | Comments(0)
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