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2008年 03月 21日
紅茶のサービス、つまり提供の方法には大きく2つあります。
紅茶をカップに注いで提供するカップサービスと、 ポットに紅茶を入れて、温めたカップと共に提供するポットサービス。 紅茶の専門店などは、例外なくポットでのサービスになると思います。 そのポットサービスにも実は、2種類あります。 まずはポットの中に茶葉が入ったままで出されるリーフインサービス。 大抵は砂時計が付いてきて、砂が落ち切ったらカップに注ぎます。 もうひとつはポットに茶葉が入っていない、ポットツゥポットサービスです。 このサービス方法はは、紅茶を淹れるポットから別のポットに入れ替えてサービスします。 つまり、紅茶を提供するのに2つのポットを使用しているのです。 したがって出来上がった紅茶をポットに移す際、温度が下がってしまうリスクがあります。 この点が、ポットツゥポットサービスの最大の欠点として挙げられます。 このため、この方法を採用している店では、温度を下げないための工夫を凝らしています。 さて、リーフインサービスの場合、砂時計で時間を計った1杯目は丁度良い濃さで飲めます。 しかし、ポットに残った2杯目はかなり濃くなり、渋くなってしまいます。 なにしろ茶葉がずっとお湯に漬かっているのですから、当然のことです。 この2杯目が濃くなってしまうのが、リーフインサービスの欠点と言えば欠点なのです。 ただし、こういう時は差し湯をしてもらうことで、解決できます。 リーフインでサービスしているお店なら、必ず行っているサービスです。 お店の人に『差し湯をお願いしまーす。』とお願いすると、 少し小さめの、(大抵は金属製の)ポットにお湯を入れて持ってきてくれます。 ここで間違っていけないのは、差し湯はカップにするということです。 濃くなった紅茶をカップに注ぎ、そこに湯を差して丁度良い濃さに調整します。 お店の人が差し湯ポットを持ってきてくれたら、カップに紅茶を注ぎます。 するとお店の人はその紅茶に、丁度良い濃度になるくらいのお湯を差してくれます。 これで、2杯目も美味しい紅茶が楽しめるというわけです。 ポットツゥポットの場合、あらかじめ丁度良い濃さの紅茶になっているので、 最後まで、同じ濃さで紅茶が楽しめます。 さて、お気に入りのカフェは、どの方法を採用しているでしょう。 chapot cafe (www.chapot-cafe.com)
by chapot
| 2008-03-21 22:52
| 紅茶考
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