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2008年 04月 04日
月曜日の雨や火曜日の強風にも負けず、この辺は今日も桜は満開です。
桜の季節になると、必ず思い出すことがあります。 以前勤めていた時、この時期は年度末の仕事に追われていました。 毎日、最終電車にやっと間に合うという感じでした。 ある日、やはり帰りは最終電車でした。 駅で降り、そこからはタクシーに乗ります。 タクシーの運転手さんに、僕が行き先を伝えると、 「そこに行くなら、ちょっと遠回りしてもいいかな!」 遠回り? とにかく早く帰りたいのに、よりによって遠回りとは何故? 運転手さんがワンメーターにもならないからと言うので、 疲れていた僕はもうどうでも良く、運転手さんにお任せしました。 車が走り出して直ぐに、僕は眠ってしまいました。 「お客さーん。」 運転手さんの声で、目が覚めます。 着いたのかと思いきや、真っ暗の見知らぬ場所に止まっています。 ここは?と思ったとき、運転手さんがライトを点灯しました。 ハイビームのライトに照らされ浮き上がったのは、見事な桜並木! 道の両側が、見える限り満開の桜なのです。 その桜を、車のライトが照らし出したのです。 その素晴らしさに、しばし唖然としてしまいました。 運転手さんが、何故その場所に連れて行ってくれたのかは分かりません。 しかし、その風景の美しさは、今もって忘れることが出来ません。 惜しむらくは、そこがいったい何処なのか、 そのことを聞くのを忘れてしまったことです。 メーターの金額から推測するに、我が家からそう遠くない場所であるはずなのですが・・・。 何しろクタクタで、車が走り出して直ぐ、また眠ってしまったのです。 あれは、何所の桜並木だったのか。 もしかしたら、夢だったのかも・・・。 chapot cafe (www.chapot-cafe.com)
by chapot
| 2008-04-04 23:09
| 日記
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