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2009年 10月 28日
先日、東京モーターショーに行ってきたんです。
正直言って、こんなに寂しいモーターショーは 今だかつて経験がありません。 まず会場が大幅に縮小されています。 にもかかわらず、空きスペースを埋めるべく、 子供達の描いた絵を飾ったブースを作ったり、 かつてのカーオブザイヤーカーを展示したり・・・。 それに、何よりも海外のメーカーがほとんど参加していない。 要するに、外車が無いのです。 国内メーカーの展示も、目玉になるような大きな展示は少なく、 既存の車を並べているだけという感じが否めません。 世界同時不況の最中のショーだから仕方ないのか? そんなことはないはずです。 なぜなら、4月の上海モーターショーや、 9月のフランクフルトモーターショーは、 大いに盛り上がっていたということですから。 ヨーロッパのフランクフルトは別としても、 同じアジアの中国上海のショーには、 海外メーカーもこぞって参加していたということです。 要するに、もはやアジアにおける日本の地位は、 少なくとも自動車産業においては、中国に及ばないということなのか。 多分これは、これからは車のことだけではないということでしょう。 日本はもはや経済的にアジアの中心ではない、ないしはなくなる、 そういうことなのでしょうか。 高度経済成長時代に育ち、バブル経済を経験した僕達世代、 これからは沈み行く日本を見て行くことになるのか・・・・・。 だとしたら、一抹の寂しさを覚えるのは、僕だけではないはず。 もう一度、超元気な日本が戻ってくることを、心の底から願うばかり。 たかがモーターショーで、日本の将来に憂いを抱いてしまったのでした。 なまじ大袈裟なこととは思えないのが、本当に怖い。 chapot cafe (www.chapot-cafe.com)
by chapot
| 2009-10-28 11:35
| 日記
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