知事推薦ですか?

さて、出来上がった開業計画書を提出しなければなりません。
財団法人埼玉県生活衛生営業指導センター 生活衛生営業相談室。
この長い名前の財団が、とりあえずの提出先。
県庁に程近い、埼玉県食環センタービルの2階にあります。

埼玉県食環センタービル?
なんだか聞いたことがあるビルの名前。
そうここは以前、食品衛生責任者の資格取得の講習があった場所。
ちなみにカフェは、この資格があれば開業することができます。

特に予約の必要は無いようですが、一応事前に電話をしておきます。
電話によると、予約は要らないが、相談者が多いと待つことになるとか。
そんなに県知事の推薦書を受ける人がいるのだろうか?
それとも、この指導センターは、他の相談もしていて混雑するのか?
とにかく良くわからないので、窓口オープンの10時に行くことに。

提出の日、センタービルの2階に行き、ドアを開けます。
左側の部屋に受付のカウンターがありますが、誰もいません。
奥から男性の声が聞こえます。
どうやら電話をしている様子。
僕は、そっと奥をうかがいます。

「知事推薦ですか?」
ふいに背後から声を掛けられ、悪いことをしているわけでないのにビックリ!
振り返ると、中年の女性が茶器を持って立っています。
「書類を持ってきたのですが・・・。」
僕はなぜか早口になっています。

その女性はカウンターの反対に行き、座ります。
僕にカウンターの前の椅子に座るように手招きします。
「これに必要事項を書き込んでください。」
1枚の紙を渡されます。
『推薦書交付願』

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# by chapot | 2007-06-24 17:42 | 奮闘記 | Comments(0)

できた!

開業計画書の内容は、大きく分けて4項目。
其の内の『資金計画』は、先日作った経費明細表そのものです。
その他の書類を、順次作ってゆくことになります。
『事業の内容』は、いくつかの項目に分けて、作ります。
事業概要として、社会環境から始め、業界の動向、カフェの傾向等を述べます。
その上で、なぜ自分で開業するのかの意味を書いていきます。
この辺は、いわゆる作文ですから、自分の思いをぶつけます。

以外に難しいのが、『開業後の見通し』。
理想の数字を架空に作るのなら簡単です。
しかし、根拠の無い数字を作っても意味がありません。
ちゃんとした理論立てをしながら、5年間分の計画書を作り上げます。

出かけて行って調査をする必要のあるものもあります。
『ターゲット』は、市役所で統計表を閲覧して、近隣の人口を調べます。
それと、現地での通行量調査を実施。
平日、土曜、日曜の3日間、現地に張り付いて人と車の数を数えます。

その他にも、メニュー構成を考え、それぞれの原価計算をしたり、
メニューのうち、主なものを実際に作って、レシピにしたり、
お客様を集めるためには何をするかの、販促計画を作ったりもします。

また、自店の近くにあるカフェ等を、競合店としてその内容を調べます。
実際直接の競合店になりそうな店は、あまり無いのですが、
2キロ圏内に喫茶店が2件あり、ここを競合店として調査を実施。

時間を変えて何回か足を運び、お客の状況を調べたりします。
きっとこれ、なんだかとても怪しいお客だったでしょうねえ。
その他に駅前の大手コーヒーチェーンや、ファミレスを調べます。

そんなこんなで、20ページ分の書類を作ります。
その書類に、地図や写真、領収書、見積書、図面その他諸々の書類を付け、
A4版の紙ファイル1冊分の開業計画書を作るのに、およそ1ヶ月。
やっと出来上がりました。

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# by chapot | 2007-06-23 16:52 | 奮闘記 | Comments(0)

意外に難題

『県知事の推薦書』。
どうやって手に入れるの?
と思っていると、窓口の男性はそのことについて説明してくれました。
その説明からすると、どうやら今回は門前払いではないようです。

先ず『開業計画書』を完成させなければなりません。
その計画書と、金融公庫の融資申込書を添え、推薦書交付願いを提出する。
提出は、財団法人埼玉県生活衛生営業指導センター 生活衛生営業相談室。
このやたら長い名称の財団は、県庁の近くのビルの中にあります。

つまりは、金融公庫に書類を出して審査を受ける前に、
この生活衛生営業センターで、書類を見てもらわなければならないというわけ。
そこでOKが出ると、県知事の推薦書がもらえるということ。
まあ、事前審査があるようなものなんでしょう。

ということで早速、開業計画書を作ることになります。
金融公庫の書式の開業計画書は、紙1枚で済む様式。
その書き方の書類は、役所の窓口にある申請書類の書き方みたいなもの。
記入例が、もっともらしく書いてあります。

内容は、『事業内容』『ターゲット、取引先』『資金計画』『開業後の見通し』
この4項目だけです。
しかしながら、これを真似して書いても、まず審査は通らないようです。
どんな内容で作ったらよいのか、調べる必要があります。

幸いなことに、ベンチャー支援センターで簡単な冊子をもらっています。
そこに、事業計画書の作り方が割と詳しく載っています。
その冊子と、事業開業のための書籍を参考に、作ってゆくことにします。
一見簡単に見える内容も、いざ具体的にしようとすると結構難題。
色々と調べなけれはならないことも、多数あります。

さて、開業計画書、上手く出来上がるのでしょうか・・・。

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# by chapot | 2007-06-22 21:16 | 奮闘記 | Comments(0)

またもや門前払い?

ベンチャー支援センターの帰り際です。
担当官が、ここに行ってみたらと言って、書類をくれました。
それは、『国民生活金融公庫』の案内書でした。
金融公庫であれば、融資が出来るのではないかとのことです。
ただ担当官によれば、かなり多くの書類を作る必要があるとのこと。

とりあえず金融公庫での融資可能性について、確認してみなければなりません。
数日後、金融公庫で富士見市を担当する川越支店に行くことにします。
金融公庫川越支店は、川越駅の目の前にあるビルに入っていました。
エレベーターで支店のある階まで上がると、すぐに窓口があります。
その日は特に混んでいなかったので、すぐに相談が出来ました。

30才位の男性が、僕達の相談を聞いてくれます。
僕は、例の経費明細表を使って、説明をします。
窓口の男性は、やはりそれを見ながら説明を聞いています。
大よそ説明が終ると、その男性は書類一式を出して説明を始めます。
その内容は融資が可能か否かということではありません。
融資の是非は、融資申し込みをして審査をしてから決まるとのこと。

説明は、その融資申し込みの方法です。
融資の申込みには、『開業計画書』を作る必要があるということです。
この開業計画書がくせ者です。
金融公庫の書類の中には開業計画書の書式があるのです。
紙1枚の簡単なもので、別紙でその書き方まで付いています。

ベンチャー支援センターの担当官が言う、“多くの書類”というのが、
実はこの開業計画書なのです。
窓口の男性の説明でも、この書式でなくてもかまいませんとのことです。
つまり、詳しく計画書を作る必要があるということであるらしいのです。

そして窓口の男性が気になることを言います。
「飲食業への融資には、県知事の推薦書が必要です。」
出た! 今度は、県知事の推薦書と来た。
またもや、門前払いか・・・。

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追伸です:昨日の建築現場です。
      いよいよ、外壁の塗装となりました。
      ちょっとみにくいですが、漆喰に藁を混ぜています。
      漆喰以外の外壁は、板張りです(写真では一部見えます)。
      来週には、内部の塗装です。
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# by chapot | 2007-06-21 23:04 | 奮闘記 | Comments(0)

ムリ

S信金での結果は、多分他の銀行でも同様と思います。
仕方ありません。
県の信用保証が受けられるかどうか、調べてみることにします。
信用保証協会の相談窓口は、埼玉県創業・ベンチャー支援センターという組織。
その頃はさいたま新都心にありました。

相談には予約が必要なので、早速相談の予約をします。
そして予約の日、新都心にある支援センターを訪ねます。
パーテーションで仕切られた相談スペースで待つこと数分、
既に定年を過ぎたと思われる、初老の担当官が現れます。

僕は銀行で保証協会のことを聞いて、このセンターに来たことを言います。
そして、例の経費明細表を使って説明をします。
この担当官も、明細表を見ながら説明を聞いています。
そして、僕の説明が終ると、少し間を置いて一言発します。
「ムリ、かな。」

ムリ?
まだ何も聞かれていないのに、僕の説明だけで、ムリ!
説明によると、保証協会の保証にはいくつか条件があるのです。
・建物への支払いへの融資はできない。
・融資が実行されてから、2週間以内に開業しなければならない。
・融資実行前に支払った物については対象にならない。

僕への保証がムリだという理由は、上記の3点が主なこと。
実際、これでは新築しての開業は、保証が受けられないのでは。
最後に担当官が言ったことは、ここを紹介した銀行について。
この制度を良く知って紹介したなら、初めから融資する気がない。
つまり、保証協会を使って、断ったのだろうとのこと。
制度を知らないで紹介したなら、銀行員の勉強不足、だそうです・・・。
その担当官は、たぶん後者だろうとは言ってましたが・・・。

どちらにしてもこの時、事実上銀行からの借入の道が閉ざされたわけです。

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# by chapot | 2007-06-19 22:54 | 奮闘記 | Comments(2)

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